モニタリング

モニタリングとは

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今までさんざん曲をこまめに聞くことが重要だと言ってきました。そしてそのなかでも最も需要なのは完成後のモニタリングです。まず念頭に置かねばならないのは曲を聞いてくれる人は様々な環境を持っということです。よって作った曲は必ず他の環境で聞いてみましょう。

 

 まずは「iTunes」や「Windows Media Player」などのよく使われている音楽プレイヤーソフトで聞いてみましょう。たぶん音が小さいことに驚くと思います。Reaperもそうですが音楽制作ソフトというのはだいたい出音が大きくつくられています。それだけでも印象が違ってきますね。どこかのパートのMIXに違和感があったら直しましょう。
 さらに次は他の曲と順番に聞いてみましょう。プロの作った他の曲、もしくは元々のカラオケ版などが良いでしょう。そうやって比べてみてどこが悪いのかを調べます。この時他の曲に比べて音が小さいと思ったら音圧が足りない可能性があります。以前も説明したように音が小さいからといってただMasterの音量を大きくしては音が割れてしまいます。ですから、この場合はコンプを強くかけて音圧を上げることで解決します。プロの曲だって0dbを超えることは出来ないので、このように音圧をあげることで音が大きく聞こえるようにしているのです。

 

 次は機材を変えてみます。今までヘッドホンで制作していたのならスピーカなどに変えてみましょう。今まで同じ環境でモニタリングすることが大事だと言ってきましたが、この場合は違います。特に自分の曲が聞かれるであろう環境で聞くことが重要です。ネットでの公開を考えているならPCに元から搭載されているスピーカーなどで試してみましょう。他には今まで制作に使っていたヘッドホンとは別の外出時に使っているイヤホンで聞いてみるなんていうのも良いでしょう。
 もしCDに焼いて配るつもりならコンポやラジカセなどのCDプレイヤーでも試してみる必要があるでしょう。

 

 このように色々な環境で聞いてみることはとても重要です。こう書くと面倒で、しかもあまり面白くなさそうですが、重要度は高いです。実際やってみると、「こうまで違うのか!」と驚くことでしょう。それくらい違うのですから、せっかくがんばってつくっても最後のさじ加減でダメになってしまう可能性もあるということです。それは悲しいですね。特にはじめのうちはそのさじ加減が分からないと思うので、面倒でもしっかり聞いてみる、特に一歩引いて聞いてみるというのが重要になるでしょう。だからちょっと休憩してからや次の日など時間を開けて聞いてみるのも有効でしょう。
 さぁ、なにも問題がなければそこで曲の制作は終了です。お疲れさまでした。余韻に浸りましょう。
 次回はDTMから少し離れて作った曲の公開の方法についてです。

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