コンプ

コンプとは

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コンプとはコンプレッサーの略で、その名の通り音を潰すのが役割です。
くわしく言うと効果はふたつ。
1,大きすぎる音を抑制する
2,小さすぎる音を増幅する

 

楽器で想像するとわかりやすいでしょうか。例えばバンド一発どりのトラックにコンプをかけたとします。大きすぎるギターの音を0dbにに抑え、埋もれてしまっているベースの音を持ち上げたりできるのです。
声の場合も同じです。特に完成されたトラック(プロのつくったカラオケ版)に歌声をのせた場合、声のトラックがとても小さいと感じるでしょう。しかしその時に声のトラックの音量をそのままあげても0dbを越えてしまい音が割れるだけです。そんな時にコンプが役に立ちます。それでは具体的な使い方を見ていきましょう。

 

◯ボーカルトラックにコンプをかける
ボーカルを録音したトラックの「fx」を押してプラグイン選択ウィンドウを表示させます。
「W1 Limiter (George Yohng)」というプラグインを選択しましょう(「W1」で検索すると早いです)

 

〜パラメーターの説明〜
Threshold コンプのかかり具合。この値よりも小さい音をブーストする。
Ceiling その名のとおり最大値。この値よりも大きい音を潰す。
Release リリースタイムの設定。ここはいじらなくて良い。

 

基本的に最大値は0dbで問題ないのでCeilingも動かさなくてけっこうです。
よってThresholdの値をどんどん小さくしていって良いところで止めると良いでしょう。
ボーカルだけのトラックのなかではそこまで大きな音のギャップはないのでかけすぎに注意しましょう。

 

◯全体のトラックにコンプをかける
下段に表示されているトラックのパラメーターの中で一番左にあるものは「MASTER TRACK」で他のすべてのトラックが合わさった後のパラメーターを表しています。ここにコンプをかけることで曲中で埋れているボーカルを目立たせることが出来ます。
しかしここでもかけ過ぎは禁物です。あまりかけすぎると強弱のないのっぺりとした音になってしまいます。いつでも重要なのはちゃんとモニタリングをすること。かけたら聞く、これを繰り返しましょう。Masterにコンプをかけることで同時に0dbを越え音が割れることも防ぐことが出来ます。音割れを防ぐためのプラグインには他に「Master Limiter」などがありますが、これは音を変えすぎてしまうのでオススメできません(特にReaperに標準搭載されているものはあまり良くないように感じます)

 

どうでしょうか? コンプとEQで曲が見違えるように変わると思います。
この作業は面倒ですが大事なものなので根気よくやりましょう。

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